シンプルライフって?

シンプルライフってどんな生き方?

無駄な物を持たず、すっきりした空間で自由にゆったり暮らす…それがシンプルライフです。
もっと詳しく言うならば、無駄を排除して必要最小限の物だけを持ち暮らす、ということですが、では必要最小限とはどの程度なのだろうか、という新たな疑問が浮かんできます。

必要最小限とは?

生活に必要な物だけを持って生きれば必要最小限なのかというと、そういうことでもありません。
本当に生活に必要な物以外持たない、というのでは欲しい物を我慢をするのが辛いということにもなりかねません。
物が少なければ少ないほど良い、ということではないのです。
そうではなく、物に振り回されない暮らしをしようというのがシンプルライフです。

ですが、必要最小限と言ってもやはり具体的にどういうことなのかというのは分かりにくいと思う人も多いでしょう。
たとえば、ある夫婦や親子がいたとして、本人にとってはとても大事で必要最小限、というくくりに入る物であっても本人ではない夫や妻、親や子から見れば無駄な物であるということも多いものです。
このように夫婦や親子でさえ、同じ物に対しての見方は違います。
つまり他人から見れば、その人の持ち物は無駄な物であることの方が多いということです。
必要最小限、と言っても「靴は何足、服は何着、食器はいくつ」というように数が決まっている訳でもありません。
言ってしまうなら、全ての人に共通のスタイルとしてのシンプルライフはないのです。

シンプルライフに大事なのは物の数ではなく、不足も過剰もない自分に合った規模の暮らしである、心身ともに健康で落ち着ける暮らしである、ということです。
自分にとってちょうどいい、ということなので他人には分からないものでもあります。
結局、必要最小限というのは自分で見つけていくしかないのです。

シンプルライフで物を持つ時の基準

現代では物を捨てるのにも費用がかかることがあります。
そんな中、あれもこれもと買っていては必要なくなった時に捨てづらくなり結果として無駄なものが増えていくことになりかねません。
ですから、捨てる時のことを考えて購入するのが大事です。
また、自分の管理能力を超える物を買わないことです。
そして、使い心地が良くデザインなども自分の好みにぴったりで見る度に嬉しくなるような物であれば、満足度も高くなり新しく欲しくなるということも少なくなります。
その上で自分と自分の暮らし、自分のレベルに合う物を持つようにしてフル活用していれば余計な物を買うこともなくなるでしょう。

シンプルライフを成立させるには、物を買う時にもこのようにしっかりと考えることで少しずつ自分なりのスタイルを作っていくことが大事になってきます。