ビジネスで完璧主義はやめよう

勉強と仕事は違うところがある

勉強でも仕事でも目標を定めてそれに向かっていく点は同じです。
しかし、進め方やゴールとして目指す部分には差があります。

勉強というのは完璧が求められるものですし、テストについては100点が理想でそれを目指した準備をしていきます。
しかし、仕事というのは勉強のように正確な答えがあるものではなく、どれだけ準備をしても100点にできないこともあります。

不思議なもので、仕事というのは100点が求められることは少ないです。
例えば、住所録の作成として、名刺に書いてある住所をエクセルのデータ入力をするというような場面では100点が求められます。
しかし、車のディーラーが車を購入してもらうのが100点だと考えた場合、買ってもらうことが全てではなく、買ってもらったことが100点とはならないケースもあるのです。

具体的には無理に車を購入する契約を結んだことで後からトラブルになってしまっては契約段階では100点だったものも一気に減点されてマイナスの状態になります。
逆に商談は不成立だったものの、その時の誠実な対応が評価されれば後から改めてやはり車を購入したいと戻ってきてくれることもあるのです。
このように一時的な状況で100点が定められないですし、どの状態を100点にするかというのはとても難し点は勉強と仕事との違いです。

ビジネスの完璧主義は避けるべき

ビジネスマンとして完了させたい仕事を完璧にこなそうと考えると上手くいかないことがたくさんあります。
自分はこうして進めたいと思って全てのプランを策定していても、会社からオッケーがもらえなかったり、商談相手からそれは受けられないと断られたりすることもあるためです。

そこで、仕事のゴールがどこであり、どこまでを目指していけば良いのかを考えていくことが重要です。
完璧を目指すと失敗することがあるので、あえてどこまでがゴールかを考えて仕事を進めることで効率が良くなったり、商談がうまくまとまったりと良い方向に進むようになるのです。

必要十分なレベルでの考え方が重要

仕事をする中で重要なのは、必要最低限の時間で、必要最低限のレベルでのアウトプットをすることです。
仕事として求められているものに対してそれを上回る準備物を持っていってもそれがプラス評価されることは意外とないのです。

100円グッズで良い部分にブランド品を持っていくと相手に引かれてしまうのと同じです。
相手のリクエストに見合ったものを用意するのが最も重要なのです。

ただし、相手の求めているものと同じものを出すのではやりがいもなく物足りないものです。
そこで相手の求めているものよりも少し期待を超えるものが提供できることが最高です。
少し早めに仕上げることができたり、求められたものの追加資料を用意したりと迷惑にならない程度のプラスアルファを出すことは評価につながります。

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