リーダーはどこまで仕事を把握するべきか

リーダーは責任者

リーダーというのはメンバーのトップに立つ人物ですが、そのリーダーの仕事内容を正しく理解してリーダーを務められている人はすくないものです。
中にはリーダーになったということは自分は偉いので上司として踏ん反り返っておけば良いと勘違いしている人も多くいます。
リーダーこそメンバーにたいして気を配り気持ちよく仕事ができるように勤めることが重要です。 

また、リーダーはミスがあった時には自分が先頭に立って謝る存在です。
そして、ミスが起きないようにと常に気をつけておく必要があるのです。

リーダーの仕事の範囲

リーダーがどこまで仕事に介入するのかというのはとても難しい問題です。
仕事を任せることがリーダーの仕事であり、任せたからにはある程度その人に一任することが必要です。
任せているのにすぐに進捗を聞くようなことをすれば、メンバーとしては自分が信頼されていないという不信感を抱くことになります。

このような不信感が芽生えてしまうとメンバー内での空気が悪くなったり亀裂が生じたりする原因となります。
しかし、任せっぱなしにしておくことで後からトラブルが起きてしまっては元も子もありません。
そこで上手に状況把握をすることがリーダーには必要なことなのです。

そこで、丸投げにはしないことがまずは重要なことなのです。
次に、進捗を確認する機会を設けることです。
自分が気になったら声をかけるというようなことではなく、あらかじめ仕事を依頼する段階で進捗確認日を設定して、その際に進捗の確認をするようにするのです。

この進捗確認の日には状況を全て確認して、仕事の進捗度合いを確認するとともに内容に不備はないか問題点はないかということも確認をしていきます。
このような確認できる機会があれば上司も仕事を安心して任せることができますし、万が一仕事が上手くいかないような状況が起きたり失敗が発覚したりしてもリスクヘッジのための行動が取りやすくなります。

上司の把握する範囲

上司が仕事を把握する範囲というのは仕事の内容にも異なります。
締め切りまでのが短くなおかつ仕事が重要度の高いものならばミスは許されないので細かく進捗確認が必要です。
それに対して期限まで余裕があるならばかなりしっかりと相手に任せるのも一つの方法です。

把握してすぐにアクションが取れればミスを防ぐことにはつながりますが、メンバーの成長を促すことはできないのです。
そこで、任すべきことと自分が介入するべきこととをしっかりと線引きしておくことが重要なのです。

リーダーも初めから完璧なリーダーはいません。
リーダーとしての仕事を進めながら過去のリーダーを参考にして確認するべき範囲や任せるべき範囲の境界線を学んでいくことが重要です。

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