シンプルな食生活

毎日自分が口にしているものがわかりますか

以前より健康志向は大きな社会的動きとしてありましたが、特にここ最近は二極化が進んでいるように思います。

というのも数十年前までというのは家族で生活をしている世帯が多く自炊をしたり、身近でできているものを食べることもできていたところ、流通経路が確立したことと単身世帯が増えたことにより毎日の食事を必ずしも自分で用意しなくてもよくなったからです。

そこで毎日食べるものをより簡単で手軽にすまそうとコンビニや外食など出来合いのものばかりにしているという人と、逆に少人数だからこそ素材にこだわったものを食べるという人に大きく分かれています。

どちらが健康によいかということは今更説明する必要もありませんが、シンプルな食生活をするということは栄養面だけでなく経済面にも非常によい影響があります。

シンプルな食生活の基本となっているのは、「できるだけ素材に近いものを食べる」「できるだけ近いところで取れたものを食べる」ということです。

私達の身の回りには一年中沢山の食材がありますが、その多くは海外からの輸入品であったり冷凍品であったりします。
そうしたものも全く栄養がないというわけではないのですが、より栄養面を意識するならば旬のものを選ぶようにした方がメリットを多く享受することができます。

ダイエットをするときも、市販のダイエット食品の多くは何を原材料にしているかはっきりわからないものがほとんどです。
自分が今何を食べているかわかる形にするということこそがシンプルな食生活の大前提です。

積極的に食べていきたい食品類

シンプルな食生活を心がけているという人によく見られるのが、特定の品目ばかりを中心に食べているという方法です。
確かに栄養価が高く健康増進効果に優れている食品というものは存在していますが、かといってそればかり食べていて健康になれるかというとそういうわけではありません。

極端な話ですが仮に体にとってよくない加工食品やファストフードであっても、適度に食べる分には健康によい影響を与えることもあるということです。

健康な体というのは毒が入ってきたときに素早く輩出できる力が備わっており、むしろ体に良すぎるもののみの食生活ではそうした毒素を排出する能力が低くなってしまったりします。

毎日の食事で積極的にとっていくようにしたいものとしては、「全粒粉を使った食品」や「野菜類(食物繊維)」「タンパク質」があります。

このときあまりあれこれと調味料を混ぜたりすることなく、できるだけ食べ物の形のままに近い状態で食べるようにすることが肝心です。
カロリー量ばかりを気にするのではなく、栄養成分のバランスを考えて献立を作りましょう。