シンプルなお葬式

お葬式もシンプルにすませる時代に

最近は結婚式もシンプルに、安くすませてしまう人も増えてきています。
そんな中、お葬式でもそういう流れは来ています。
冠婚葬祭においても昔のように盛大にやるのが良い、という常識は崩れつつあるのでしょう。
自分たちの望む形、望む規模で、という人が増えているのです。
以前話題になった映画、「おくりびと」を見ているとお葬式を盛大に出来なかったとしても、自分の大事な家族や身内にしっかりと見送ってもらうことが一番なのではないか、と思うようになりました。
いずれ祖父母や両親など、身近な人を見送る時は、来てほしくないとどんなに願っても来てしまうものです。
そうなった時に慌てないよう、ある程度はお葬式についても知っておいた方が良いのかもしれません。

シンプルなお葬式とは

では、シンプルなお葬式とは具体的にどんなものなのでしょうか。
シンプル、とは一体どこまでを言うのか。
実際に、シンプルなお葬式をやってもらえるところがありますので、ご紹介します。
名前もそのものずばりな会社ですが葬儀社ではなく、全国にある400社もの葬儀社とネックワークを作り、要望を汲み取って葬儀について提案してくれる会社です。
こちらですと一番シンプルなプランで火葬だけのお葬式になります。
お通夜も告別式もありません。
いくら何でもシンプルすぎるのではないか、と思いたくなりますが実はこのプランが一番人気があります。
火葬式のみのプランでも最安値となるプランだと、遺影や自宅飾りもありません。
手続きの代行や遺体をお迎えしたりはしてくれますが、本当にこだわりがなく必要でないと感じる人がいそうな部分は削ぎ落としています。
この他、1日葬になると告別式がつき、家族葬になると更にお通夜もつきます。
自分たちが必要だと思う範囲でお葬式ができるようになっているのです。
縁起が悪い、と怒られてしまうかもしれませんが、事前に本人や親戚などの意向を確認しておいた方がいざという時に困りません。
もちろん、その時には聞き方を考える必要があります。
誰もが避けたいと思いながらも、絶対に避けては通れないのがお葬式です。
考えるだけで気が重くなりますが、考える必要がある、とても大切なことでもあります。
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シンプルなお葬式は、必要のない部分を削ぎ落とすことで価格も一般的なお葬式よりも安くなっていることが多いです。
本当に身内だけでお別れだけをきちんとできれば、それで良いという場合には選択肢に入れても良いと思います。
普通のお葬式でもそうですが、告別式を行う場合は参列者が何人くらいになるかなど事前にある程度聞いておくと、祭壇の規模や会場の規模で失敗することも少なくなります。

まだそんな年齢ではないですが、もし自分がお葬式をされる側になった時のことを考えると、正直火葬だけで良いのではと思います。
ですが、お葬式は本人だけでなく遺族にとっても大切なものです。
本人は火葬だけを希望していても、周囲はきちんとお別れをする時間や機会が欲しいと思っているかもしれません。
ただシンプルを追求するのではなく、きちんと相談して決めたいものですね。